カロリメーターマスターへの道では、丸番製薬株式会社の新人、仲村さんがカロリメーターの使い方を基礎から学んでいく様子をストーリー仕立てでお送りします! 全10回の予定です。カロリメーターの原理、使い方、測定のコツなどをご紹介します。

テクニカルに関する内容については、大阪府立大学客員研究員 深田先生にご助言をいただいております。

 
なお、ここに登場する人物とストーリーはフィクションです。
 
登場人物
丸番製薬株式会社 仲村さん
 
研究所に勤務する、入社3年目
 
丸番製薬株式会社 田中さん
 
仲村さんの上司
 
ある日、丸番製薬株式会社の研究所に勤務する仲村さんが、上司である田中さんに実験室に呼ばれました。
 
仲村さんは入社3年目を迎え、ちょうどこれまで関わってきた構造解析に関するプロジェクトを終了したばかりで、「新しいプロジェクトかな?」と思いながら実験室に向かいました。
ちなみに仲村さんは、タンパク質の精製、結晶化に従事しています。
 
田中:「仲村さん、この装置知ってる?」

仲村:「マイクロキャル、ですか?解離定数を求めたり、熱安定性を測定したりする装置ですよね?」

田中:「お、よく知ってるね。自分の目に狂いはなかった。実は、このシステムを仲村さんに使えるようになってもらいたいんだよ。」

仲村:「えっ!?田中さん、申し訳ないですけど私使ったことないし、測定しているところも見たこともありませんよ。」
 
田中:「大丈夫、大丈夫。みんなそうだから(笑) そう思ってね、仲村さんに深田先生のところに弟子入りしてもらおうかと思っているんだ。君、卒業生だったよね?」
 
仲村:「国内留学ってことっですか?」
 
田中:「そうそう、国内留学。どうだろう?」
 
仲村:「いや、どうだろうって言われても急な話ですから・・・ ちょっと考えさせてもらってもいいですか?」
 
田中:「うん、よく考えてみてね。仲村さんはプロジェクトを引っ張ってもらえるようになってもらいたいんだよ。実は前回参加した展示会、インターフェックスでね、マルバーンの「創薬開発における熱測定のITCとDSCの役割とは?」っていうセミナーがあって、そこでカロリメーターの使用例を紹介していたんだよ。うちにも眠っているシステムがあったことを思い出して、なんとか使えないかな?ってずっと考えていたんだ。カロリメーターで得られる情報は構造解析でも有用って聞いてね。ちょうどプロジェクトが無事終了したこのタイミングで仲村さんにお願いしたいと思ったんだよ。セミナーの資料をもらってきているから。」
 
仲村:「はぁ・・・そう、ですか・・・」
 
田中:「とりあえずウェブとかでいろいろ情報集めて調べてみてよ。前向きな答え待ってるよ。」
 
そう言って、田中さんは実験室から立ち去って行きました。
 
仲村:(カロリメーターかぁ。熱力学、だよね。エントロピーとかエンタルピーとか・・・授業では聞いたことがあるけど、実際触ったことないし。でも、会社のお金で勉強させてもらえるってのは悪くないなぁ。
ま、とりあえずセミナーの資料を見てから、ウェブでも調べてみよう。システムはiTC200とVP-DSCね。)
 
 
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